症状別食養療法
鼻炎

【 症状 】
原因となるアレルゲン(抗原)を鼻から吸い込むことによって起こる鼻粘膜でのアレルギー反応。

通年性アレルギー性鼻炎:
 原因となるアレルゲン(抗原)を鼻から吸い込むことによって起こる鼻粘膜でのアレルギー反応。
 通年性アレルギー性鼻炎:代表的なアレルゲンとしてハウスダスト、ダニ、カビなどがある。
 アレルゲンが1年中あるので、症状も季節には関係なく一年を通じてくしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった症状があらわれる。
 喘息、アトピー性皮膚炎などを併発することもある。

季節性アレルギー性鼻炎:
 アレルゲンとしてスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどがある。
 毎年同じ時期に症状があらわれることが特徴である。
 花粉症も季節性アレルギー性鼻炎であり、鼻の症状だけでなく目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多い。

【 対策 】
一般にはアレルギー反応を起こす原因となるアレルゲンを回避したり、抗ヒスタミン剤やステロイド剤を投与したりするが、 これは対症療法にしかすぎず、また化学薬品の副作用により、症状は年々悪化していく可能性がある。
食生活を改善し、体質を改善することが必要である。

※副鼻腔炎(蓄膿症)、中耳炎、咽頭炎、気管支炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、腎機能障害、網膜剥離などがある。

鼻炎には エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。
また、スギナ茶の飲用も利尿効果が高く毒素排出に効果があります。

【 食べるべきもの 】
 1.穀物中心(60〜70%)の少食とする
 2.小腸の機能を高めるもの
 3.肝臓・腎臓・牌臓の機能を高めるもの
 4.粘膜を強化するもの
 5.老廃物を排出し、血液を浄化するもの
 6.リンパ循環を円滑にするもの

 例)
  発芽玄米、そば、曳そば、麦、あわ、きび、ひえ…穀物
  葛、味噌、醤油、もろみ、梅干、ふのり、ニラ、ひじき、あらめ、昆布…小腸機能を高める
  全粒ハトムギ、胡麻、タンポポ、大根葉、プルーン、なつめ、自然薯、蓮根、人参、よもぎ、クルミ、ぎんなん、ねぎの根、かぼちゃ、かぼちやの種、玉ねぎ、らっきよう…肝臓・腎臓・牌臓機能高進
  ふのり、キクラゲ、葛、胡麻、わかめ、昆布、もずく、里芋、つくね芋、自然薯…粘膜強化
  全粒ハトムギ、ふのり…老廃物排出

【 食べてはいけないもの 】
 1.腸・肝臓・腎臓・牌臓・リンパ系に負担をかけるもの

 例)
  精製糖類…白砂糖、氷砂糖、ザラメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、オリゴ糖
  果物…バナナ、パイナップル、メロン、マンゴー、オレンジ、ブドウ、柿、梨
  香辛料
  アルコール飲料
  清涼飲料…ジュース、コーラ、スポーツ飲料、ドリンク剤
  動物食品…肉、牛乳、魚、卵、練り製品(ハム、ソーセージ、かまばこ等)
  油脂…バター、マーガリン、ラード、ヘット

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●フラボノイド・・・活性酸素除去、血行促進作用、免疫力を強化。
 ●ミネラル・・・ミネラルバランスを整えることで代謝を高める。
 ●サポニン・・・免疫力の改善を促し、血流を改善する




健幸塾「風見どり」