症状別食養療法
肩こり

【 症状 】
首の付け根または首から両肩、背中、腕にかけての筋肉が固く緊張して、痛みや張った感じを覚えることを肩こりという。
悪化すると腕が上がらなくなったり、頭痛などの症状を伴う。
現代医学的には頚肩腕症候群と称される。
原因としては過度の運動による筋肉疲労、肩関節や首の骨のすれ、内臓の病気の反射からくるもの、ストレスによる自律神経の乱れなどがあげられる。

【 対策 】
筋肉の緊張をほぐし、血流を良くすること。
食生活の改善も必要である。

※関節や骨のすれが進行すると変形性脊椎症(変形性頚椎症)、骨粗しょう症となり、手のしびれや知覚障害、運動機能障害、神経痛、神経麻痺などを起こす。 その他、めまい、耳鳴り、嘔吐、不眠、集中力の欠如などの症状や高血圧、脳卒中、眼精疲労、自律神経失調症などを起こす危険性もある。

肩こりには エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。

【 食べるべきもの 】
 1.血液中の老廃物を排出するもの
 2.血液循環・リンパ循環を促進するもの
 3.腸内環境を整えるもの
 4.体組織を柔軟にするもの

 例)
  全粒ハトムギ、ふのり、大根葉、よもぎ、もやし…老廃物排出
  胡麻、玉ねぎ、ニンニク、ぎんなん、山芋、クルミ、梅干、味噌、醤油、梅醤…血液循環・リンパ循環促進
  ひじき、ごほう、ニラ、ねぎ、わけぎ、のびる、らっきょう、納豆、さつま芋、里芋…腸内環境を整える
  葛、なつめの実、プルーン、かぼちや、ゆば、大豆、小豆、黒豆、えんどう、うすら豆、そら豆…組織柔軟化

【 食べてはいけないもの 】
 1.乳酸・ピルビン酸・尿酸・ケトンなどの老廃物を増加させるもの

 例)
  肉類…鳥、豚、牛、羊、臓物
  魚介類…魚(特に干物、大型の魚)、海老、力二、タコ、イカ、かつお節、ちくわ、かまばこ、はんぺん、つみれ、魚醤
  精製糖類…グラニュー糖、白砂糖、角砂糖、氷砂糖、乳糖、ぶどう糖、果糖、才リゴ糖、還元麦芽糖、人工甘味料
  果物…バナナ、マンゴー、メロン、パイナップル、オレンジ、キウイ、ブドウ、柿、梨
  飽和脂質…バター、マーガリン、ラード、ヘット
  酸化脂質…揚菓子、煮干し、じゃこ、しらす干し、古い油、加熱後の油

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●ジンセノサイド・・・血液を浄化し、筋肉組織に溜まった老廃物を排除。
 ●フラボノイド・・・血液・リンパの循環を促進し、筋肉組織を和らげる。
 ●サポニン・・・胃・腸・腎臓の機能を高め、血行を促進して筋肉組織をほぐす




健幸塾「風見どり」