症状別食養療法
口臭・体臭

【 症状 】
生理的な臭いと異なり、明らかに不快臭を発生する病的なもの。

口臭:
 身体の病気によるもので、糖尿病疾患の場合は甘い臭い、肝不全疾患の場合はアンモニア臭がするが、一般的には病原微生物による口腔内の病気、歯槽膿漏や歯肉炎により発する口臭が多い。

体臭:
 汗腺(汗を分泌する器官)には、エクリン汗腺と、アポクリン汗腺があり、これらの汗腺から分泌された汗が分泌後、微生物によって化学変化を起こし、独特の臭気を放つようになる。
 これらの汗腺から発生する臭いが異常にきつい場合を病的とする。特に脇の下に多く存在するアポクリン汗腺から分泌される汗の成分が、種々の細菌によって分解した結果生じる刺激臭の強い悪臭をわきがと呼ぶ。

【 対策 】
化学的なデオドラント剤を使用し、一時的に臭いをごまかすことはできるが、食事療法によって体臭の原因となる微生物の増殖を防ぐことが肝要。

※皮膚局所の感染による皮膚炎や局所のリンパ節炎などに注意!

口臭には ビワ葉エキススギナエキス でのうがいが効果あります。
体臭には エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。

【 食べるべきもの 】
 1.ミネラル・葉緑素を多く含むもの。
 2.腸内環境を整え、肝臓機能を高めるもの。
 3.リンパ循環を促進するもの。

 例)
  もずく、ひじき、ニラ、キクラゲ、胡麻、梅干・・・腸・肝機能改善
  三年番茶、緑茶、パセリ、マッシュルーム、ウコン・・・消臭効果が高い
  全粒ハトムギ、山芋、ねぎ根、あわ・・・リンパ循環促進

【 食べてはいけないもの 】
 1.老廃物の元になるもの。
 2.分解排泄機能を低下させるもの。
 3.リンパの循環不良を招くもの。

 例)
  一般加工食品・・・化学添加物使用のものすべて
  清涼飲料・・・添加物入り加工飲料すべて
  精製糖類・・・白砂糖、グラニュー糖、氷砂糖、果糖
  動物食品・油脂類も要注意
     

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●ミネラル・・・血液を浄化し、自律神経、代謝機能を安定化させる。 
 ●テルペン・・・血液・リンパの循環を促進する。
 ●カテキン・・・消臭効果がある。




健幸塾「風見どり」