症状別食養療法
拒食・過食症

【 症状 】
近年、増加傾向にある症状で、食べ物を食べられなくなったり、精神的ストレスで食べずにはいられない状態になったりする。 女性に多く見られ、摂食障害とも呼ばれる。

拒食症では、極端に食事の量が減り、低エネルギーのものしか食べなくなる。ほおっておくと、脱水症状を呈する場合がある。
過食症では、食べて吐くことが癖だったりする。

【 対策 】
どちらの症状も心理的な素因が絡む。増加傾向にあるのはダイエットブームがきっかけとなった軽いものだが、 治療が困難な場合など家族関係が絡む場合が多いので、家族療法や集団療法などが必要。ありのままの自分の姿や体重を 常日頃から受け入れるようにする。

※便秘、腹痛などのほか、女性では月経停止が見られる。拒食症では、低血糖、低血圧、肝機能障害、腹部膨満感、長期間の 栄養障害が続けば、骨粗しょう症などへ発展する。

拒食・過食症には、お腹への 生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。

【 食べるべきもの 】
 1.自律神経の働きを整えるもの。
 2.ホルモンバランスを整えるもの。
 3.脳細胞の機能を整えるもの。
 4.肝臓・腎臓の機能を高めるもの。
 5.ビタミン・ミネラルを充分摂取。

 例)
  なつめ、麻の実、ユリ根、海藻・・・自律神経安定
  葛、発芽玄米、たんぽぽ、黒豆、胡麻・・・内分泌腺安定
  ハトムギ、干椎茸、昆布、プルーン・・・肝臓機能高進
  里芋、大根葉、もずく、めかぶ、わかめ・・・ミネラル補給


【 食べてはいけないもの 】
 1.自律神経のバランスを乱すもの。
 2.脳内循環を妨げるもの。
 3.肝臓・腎臓に負担をかけるもの。

 例)
  濃厚な嗜好品・・・洋菓子、菓子パン、チョコレート、アイスクリーム等
  清涼飲料・・・添加物入り加工飲料すべて
  精製糖類・・・白砂糖、グラニュー糖、氷砂糖、果糖
  加工度の高い動物性食品・・・ハム、ソーセージ、ちくわ、かまぼこ、マヨネーズなど
     

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●ミネラル・・・血液を浄化し、自律神経、代謝機能を安定化させる。 
 ●亜鉛・・・血液・リンパ循環を促進、自律神経を安定化。
 ●ビタミンB1・・・脳の中枢神経、その他の神経を正常に保つ





健幸塾「風見どり」