症状別食養療法
乳腺炎

【 症状 】
乳房内にしこりができる乳腺症や、ブドウ球菌などが感染したりする慢性乳腺炎などがある。主に産期に見られ、30から45歳の女性に多く見られる。

慢性乳腺炎:
 授乳期の細菌感染よっておきた急性化脆性乳腺炎が慢性化したものとはじめから慢性炎症のものがある。
 乳房が熱く、赤く腫れて痛む。
 時にはしこりもある。

乳腺炎:
 乳腺に発生するしこりの一つ。
 長期間、ホルモン分泌が促された場合におこる。しこりは乳ガンの可能性もあるので、専門医に診てもらうのがベスト。
 しこりは数個でき、押すと痛い。

【 対策 】
慢性乳腺炎:
 急性化膿性乳腺炎が慢性した場合は、抗生物質も使う。
 抗炎症作用がある食養補助食品も有効だが、専門医に相談する。

乳腺炎:
 月経後、しこりが小さくなれば、問題はない。
 大きい場合は、薬剤を用いるホルモン療法がある。

※乳腺炎が慢性化した場合、切開し膿をだすが、乳管拡張症は、治療の必要がない。乳がんの恐れもある。

乳腺炎には エドガー・ケーシー療法の「ひまし油湿布生姜湯湿布ビワ葉温灸が効果的です。
また、スギナ茶の飲用も利尿効果が高く毒素排出に効果があります。

【 食べるべきもの 】
 1.ホルモンバランスを整えるもの
 2.リンパ循環を整えるもの
 3.脂質代謝を整えるもの

 例)
  葛、タンポポ(全草)、よもぎ、蓮根、胡麻、大豆、ユリ根、蓮の実、ひまわりの種、松の実、クルミ、かぼちゃの種…ホルモン分泌を促し、バランスを整えるもの
  皮つきハトムギ、山芋、ねぎ根、あわ、栗、人参、黒豆、かばちゃ、かばちゃの種、大根、ニラ‥・リンパ循環を促すもの
  ハトムギ、よもぎ、タンポポ、もやし、大根葉、人参葉、ニラ、玉ねぎ、ねぎ、わけぎ、あさつき…脂質代謝を促進するもの
  葛、タンポポ(全草)、よもぎ、蓮根、胡麻、大豆、ユリ根、蓮の実、ひまわりの種、松の実、クルミ、かぼちゃの種…腸の機能を高めるもの

【 食べてはいけないもの 】
 1.ホルモンバランスを崩すもの
 2.脂質代謝を低下させるもの
 3.リンパ循環を妨げるもの
 4.老廃物を増加させるもの

 例)
  飽和脂肪、酸化脂質・バター、マーガリン、ラード、ヘット、にぼし、じゃこ、かつお節、魚介類の干物、揚菓子、ラーメン、スパゲッティー、マカロニ、パン、クッキー、ドレッシング、濃縮カロリー食品
  卵・牛乳・・・ケーキ、カステラ、アイスクリ−ム、チーズ、ヨーグルト、フレッシュクリーム、粉末クリーム、マヨネーズ
  精製糖・・・白砂糖、ざらめ、氷砂糖、乳糖、ブドウ糖、果糖、オリゴ糖、還元糖
  清涼飲料・・・ジュース、コーラ、スポーツ飲料、缶コーヒー、ドリンク剤

【 効果的な成分と、その働き 】
 ●コイクセノライド・・・細胞の新陳代謝を促進。
 ●ムメフラール・・・脂肪燃焼を助け、血流を改善。
 ●β-カロチン・・・ホルモン分泌促進




健幸塾「風見どり」