症状別食養療法
喘息

【 症状 】
アレルギー疾患の一つで気道に抗原の吸入、運動、感染、ストレスなどが発作を誘発し、気管や気管子が急につまって息苦しくなる。 突然起こるのが特徴。夜中の1、2時ごろから明け方にかけて起こる。最初に咽喉が詰まる感じがし、徐々にゼェーゼェし、酷くなると横になっていられない。空咳や座右で、呼吸が苦しくなるがやがて治まる。重症の場合は、呼吸困難が持続する。

【 対策 】
日常的には、ほこりがでる寝具類はさけ、ペットなども飼わない。室内の気温が急激に変化すると、ぜんそくを誘発するので注意する。乾布摩擦や冷水摩擦での皮膚刺激も有効。

※重症になると、血液中の酸素不足となり、意識を失ったり、指先や吾が紫色になるチアノーゼ状態になる。 また、脱水状態に陥ったりする。成人になって発症したぜんそくは長期間続く。

喘息には、みぞおち上部のツボ(だん中)への ビワ葉温灸が効果的です。

【 食べるべきもの 】
 1.免疫システムを正常化させるもの
 2.自律神経を安定化させるもの
 3.血液浄化
 4.ミネラルバランスを整えるもの

 例)
  なつめ、麻の実、胡麻、発芽玄米、海藻…自律神経を安定させるもの
  葛、皮つきハトムギ、ふのり、胡麻、タンポポ、ニラ、大根葉、もやし、よもぎ、里芋、人参葉、かぼちゃ、干椎茸、プルーン、なつめ…肝臓機能を高
  めるもの
  自然薯、黒胡麻、蓮根、蓮の実、ブラウンマッシュルーム、人参、ニラ、よもぎ、クルミ、かぼちや、ごほう、もやし、ユリ根、皮つきハトムギ、
  ほうれん草、春菊、牛クラゲ(黒)、セリ…副腎機能を高めるもの
  山芋、かばちゃの種、人参、皮つきハトムギ、あわ、大豆、納豆‥・リンパ系を整えるもの
  自然塩、山芋、昆布、わかめ、ひじき、のり、青のり、あおさ、あらめ、もすく、ふのり、めかぶ‥・ミネラルを補給するもの

【 食べてはいけないもの 】
 1.自律神経のアンバランスを招くもの
 2.免疫系を低下させるもの
 3.老廃物を増加させるもの
 4.ミネラル代謝を低下させるもの
 5.ぜんそく症状を誘発するもの

 例)
  加工度の高い食品‥・インスタント食品、練製品(ハム、ソーセージ、カマボコ etc)、菓子、清涼飲料、濃縮栄養食品
  肉、魚介類、その加工品
  油脂類‥・バター、マーガリン、ラード、ヘット、サラダ油、ショートニング
  精製糖類‥・白砂糖、ざら目、氷砂糖、乳糖、ブドウ糖、果糖、オリゴ糖、還元糖
  ぜんそく症状誘発食品‥・そば、コンニャク、卵、卵製品、牛乳、乳製品、エビ、力二、タコ、イカ、シャコ

【 効果的な成分と、その働き 】
  ●タンニン・・・消炎・収斂・殺菌作用により、ぜんそく発作を抑える。
  ●ミネラル・・・ミネラルバランスを整えることで代謝を高める
  ●シジュウム・・・アレルギー症状をおこす体内物質ヒスタミン等の遊離を抑制





健幸塾「風見どり」