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八段錦(左右開弓似射雕)
「気功」とは「気(生命エネルギー)」によって、自己の免疫力、治癒力や調整力を高めて、健康のレベルを上げ、「自養其生(自らその生命を養う) 」することをめざす健康法です。
気功の故郷である中国では、気功の原点である自養其生の精神が受け継がれ、日常の養生法が生活に密着しています。食べ物や生活態度などによる健康法の実践とともに、朝早く公園で太極拳や気功などを練習する人たちがあたりまえに見られます。
最近の研究では、気功を半年以上練習すると、身体的、精神的な状態が同時に改善していくことが確認されています。 また、病院でも、患者が気功を始めることによって、病気に対する姿勢が前向きになり、痛みが軽くなったり、病気に対する自然治癒力が強化されてくることが分かってきました。
西洋医学では、今の成人病をはじめとする現代医療では治療できない疾病を、気功治療をもって治癒を可能にしている場合があります。
ではなぜ西洋医学では、現代病を完全に治療できないのでしょうか?
それは病気治療とは他人がするものではなく、自分自身の自然治癒力をもって自己の疾病を癒してゆくものなのです。
ところが今の現代医療では、対症療法が主流となっています。そして薬や注射などが医療の現場で当たり前のように使われています。ところが薬や注射はもともと人体の中にあったものではなく、また自然界の中にあったものでもなく、あくまで人間が化学的、人工的に作り出した物質でしかない存在です。
ということは、もともと自然界にない物質を人間の体の中へ入れることは必ず副作用が発生するものなのです。当然重い病気では化学療法によって必ず副作用が発生し、病気が完全に治癒するのは困難で、成人病などの疾病が完全に治らず慢性化してしまうケースが多々あります。
ところが気功治療では何の副作用も発生しません。
なぜ副作用が発生しないのかというと、気功治療は人間が作りだした化学的な物質を使う治療ではなく、もともと人体の中にある自然治癒力を活性化させて疾病を治癒してゆく方法だからです。
そして治療費は0円というのですから、活用しない手はないでしょう。
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篠笛は、気功の基本である腹式呼吸法の鍛錬にとても役立ちます!
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八段錦(Ba Duan Jin)には「八つの部分で構成される非常に優れたもの(錦)」という意味があります。その発祥は宋の時代に遡ると言われますから、相当の歴史がある古代健康気功法と言えます。
「八」はとても重要な数字です。 中国で「八」は、「発」とかけて「拡大する」という意味を持ちます。 西洋でも8を横に向けると「無限」を意味する記号となります。 東西南北の「八方位」でもわかるように、「八」は宇宙への無限の広がりをも意味しているのでしょう!
八段錦は、動作そのものは非常に単純ですが、逆にこれらの動作の中に体を健康に保つ動きが完成度の高い形で組み込まれていると言えます。練功時間として10分もかかりません。
たとえば毎日三回もやれば体の血流・循環(気血の流れ)がすぐ良くなりますので、忙しい毎日の生活の中に積極的に取り入れ、ぜひ健康管理にお役立て下さい。
各式ともに8回づつ行うのが理想的です!
第一式(双手托天理三焦)スウァン シュー ツォ ティエン リ サンジョー
第一式(双手托天理三焦)は、胃腸を丈夫にします。
ぜい肉をとり、肩こりにも効きます
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足は肩幅に開き自然に立ちます。両手をお腹の前で手のひらを上にして組みます。
組んだ手はお腹からこぶし一つくらい離します。まず息を全部吐き切ります。
息を吸いながらゆっくりと手を上に持ち上げていき、肩の高さまで来たら、 手のひらを下に向け、息を吐きながらゆっくりと下を下ろしていきます。
下ろしたら手の力を緩め、持ち上げていきます。肩の高さに来たら手のひらを上に向けて手のひらで天を支えます。
息を吐きながら組んだ手をほどき、ゆっくりと両手を円を描いて下ろします。
手を下ろす時は、ボールを水に沈める感じで、上げる時はボールが浮いてくる感じで 重心は下半身において、腰と据えて立ちます。
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第二式(左右開弓似射雕)ズォ ヨュ カイ ゴン ス スェ デォ
第二式(左右開弓似射雕)は、胸の筋肉を柔らかくし、肺や心臓の強化に役立ちます。
特に心臓病の予防、治療に大きな効果があります。
また、足腰を鍛えることになりますし、女性の場合はバストを豊かにします。
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足は肩幅の2倍に開きます。足先は少し開いた方が楽です。
まず息を吐ききります。
息を吸いながら腕を軽く伸ばして手の甲を上に上げて行きます。
息をはきながら両手を下ろし、同時に後ろへ腰掛けるように腰を少し落とします。
息を吸いながら、両手で拳を作りながら肩の高さまで持ち上げます。
息を吐きながら左手の人差し指と親指を大きく左に広げます。
拳の目(親指と人差し指で出来る円)が上を向くようにして下さい。
視線は左手の向こうを見ます。
同時に右手は弓を引くように大きく右に引きます。
弓を引いて放つ姿勢をイメージして下さい。
息を吸いながら、両手を目の前に戻し、息を吐きながら手を解きながら下ろします。
今度は同じ要領で、右手を行います。
必ず左右対称でやって下さい。終わったら足を肩幅に戻し自然に立ちます。
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第三式(調理脾胃須単拳)ティオ リ ピ ウェ シィ デァンジジュィ
第三式(調理脾胃須単拳)は、脾臓と胃を丈夫にする運動です。
胃炎や胃・十二指腸潰瘍の予防、治療にも効果があります。
身も心ものびのびさせ、精神的なイライラや不安を取り去り心身のバランスをよくします。
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自然に立ち、息を吐き切って整えます。
息を吸いながら手のひらを上にし両手を上げていきます。
肩の高さまで来たら、手のひらを下にして息を吐きながらゆっくりと下げていきます。
みぞおちまで下げたら、息を吸いながら左手は上に、右手はそのまましたへ下げます。
丁度天と地を分けるような感じで。左は天を支え、右は地と抑えます。
息を吐きながら、右手はそのまま、左手をゆっくり下ろします。
両手同時に下を向くようにおさめ、最初の姿勢に戻ります。
今度は同じように左右を逆にして行います。
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第四式(五労七傷往后)ウ ロォ チィ スァン ウァン ホォ チョウ
第四式(五労七傷往后)は、心・肝・脾・肺・腎の内臓の疲れと、慢性的な体調不良を改善するのに役立ちます。
また、冷え性や肩こり、便秘などの解消にも役立ちます。
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自然に立ち、息を吐き切って整えます。
息を吸いながら手のひらを上にして両手を上げていきます。
顔の前で手のひらを返して下に向け、息を吐きながら手を下ろします。
その時、首はゆっくりと左へ回し、意識は右足の裏(土踏まず)にもっていきます。
ゆっくりと息を吸いながら、手のひらを上に向け、顔の前まで戻し、首も正面に戻ります。
手のひらを下に向け、息を吐きながら手を下ろします。
今度は首は右に回し、意識は左足の裏に持っていきます。
左右セットで行い、最後は顔を正面に向けたまま両手を下げ自然に立ちます。
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第五式(揺頭擺尾去心火)イォ テォ ベェイ ウェ チィー シィンフォ
第五式(揺頭擺尾去心火)は、内臓を強くし、慢性病を治療します。
また、心の中にくすぶっているイライラを取り去ります。
精神的なイライラやストレス解消に効果があります。
美容的には、下半身を美しくし、足腰を強くするとともに、ヒップアップに効果があります。
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自然立ちから足を肩幅の二倍に開き、息を吐ききります。
息を吸いながら、両手を前方に持ち上げ、吐きながら後ろに腰掛けるように腰を落とします。
息を吸いながら両手は、親指が外を向くように太ももに置き、正面を向きます。
息を吐きながら、肩から右を向き、上体を前に倒します。
尾てい骨を中心に、背骨を一本にして右から前を通って左へゆっくり回します。
この時、両手は軽く置いておくだけで、体重を支えません。
体重を支えないようにするため、手は後ろで組んでも良いでしょう。
頭が左ひざの上に来たら、息を吸いながら首を回し右足の土踏まずを見ます。
息を吐きながら、首を元に戻します。
息を吸いながら、逆に上半身を左から前を通って右ひざの上にもっていきます。
正面に向き直って、最初の姿勢に戻ります。再び大きく息を吸って今度は左ひざから始めます。
必ず左右セットで行いますが、姿勢がきついので無理せずゆっくりとやってください。
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第六式(両手攀足固腎腰)リャン シュー パン ズゥ グゥ スェンヤォ
第六式(両手攀足固腎腰)は、腎臓と腰を強くします。
また、胃腸の働きをよくして、消化吸収を助け、便秘を防ぎます。
美容的には、美しい下半身をつくり、ヒップアップに効果があります。
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自然立ちで、息を吐き切って整えます。
身体の柔らかい方は両足を閉じて行っても良いでしょう。
息を吸いながら、手のひらを下にして肩まで上げます。
息を吸いながら、元に戻す勢いで手を頭上まで上げます。
息を吐きながらそのまま下ろします。少し後ろまで持っていきます。
両肘、わき腹、腰、手、体全体を伸ばします。この時呼吸は楽にします。
息を吐きながら手を太ももの裏側を沿わして、上体を前に倒していきます。
膝も伸ばして、ゆっくりと吐く息に合わせておこないます。
届く人は両手でかかとを掴んで体を引っ張ります。
届かない人は何処でもいいので足を後ろから掴んで引っ張ります。
力を抜いて、手を離し、息を吸いながら上体をゆっくりと起こし最初の姿勢に戻ります。
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第七式(攅拳怒目増気力)ズァン チゥエン ヌ ム ズェン チィリ
第七式(攅拳怒目増気力)は、全身の筋肉を動かし、気力を増進させます。
「突き」のような動きは、血圧を上げてしまいそうですが、雑念を払い、精神統一がはかれるので、血圧を下げる働きをします。
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自然に立ち、肩幅の2倍くらいに足を開きます。息を吐き切ります。
息を吸いながら、両手拳を握り腰の位置に置きます。
息を吐きながら腰を落としていき、左手を左前方へ、押し出します。
この時、手は拳のままです。
息を吸いなら左手を開いて外側に回転させて腰の位置まで戻します。
次は右手を同じ要領で行います。必ず左右対称にやって下さい。
ポイントは拳を強く握り、目を怒らせて気力を増大することです。
ただし、力み過ぎないように注意してください。
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第八式(背后七顛百病消)ベェ ホォ チィ デェン ベェイ ビィン ショウ
第八式(背后七顛百病消)は、多くの病に効果があります。
心身を柔らかくほぐし、血行、疲労回復に役立ち、便秘と痔を予防します。
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両足は揃えて自然に立ち、息を整えます。
息を吸いながら、手のひらを下向きのまま肩の前まで上げます。
吐きながら下ろします。
息を吸いながら、肛門をしめ下腹をへこまして、両足のかかとを少し上げます。
この間、息は吸い続けて下さい。
お臍の辺りのスヴァーディスタナ(丹田)に気を集めるように意識しましょう。
息を吐きながらストンとかかとから軽く落とし、膝も軽く曲げます。
このときのかかとに伝わる振動に注目してください。
このとき、かかとをつけたまま前後に体重を移して軽く揺してみても良いでしょう。
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整理体操
整理体操は、各式を終えるたびに行います。この整理体操によって活性化された内臓を休ませることができます。
時間が無いときなど、短時間で1〜8式までを通して行う場合は、8式を終えた最後にこの整理体操を行ってください。
この整理体操は、内臓への負担を減らすため、必ず行うようにしましょう!
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足は肩幅に開き自然に立ちます。
両手をお臍の辺りのスヴァーディスタナ(丹田)の前で手のひらを上にして組みます。
組んだ手はお腹からこぶし一つくらい離します。
まず息を全部吐き切ります。
息を吸いながらゆっくりと手を開いて円を描きながら上に持ち上げていき、頭の高さまできたら、手のひらを下に向け、息を吐きながらゆっくりと下を下ろしていきます。
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「陰陽シンボルトレーシング気功法」は、陰陽のシンボルを片手または両手でなぞり、体内の気血の循環を促進します。
この気功法は陰陽のシンボルをなぞる円運動なので終わりはありません。ご自分の体長に合わせて回数も設定してみてください。右手、左手、両手、 できればそれぞれ「八」の倍数が良いでしょう。![]()
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下図は右手の例です。 1〜6の順番で円を描くように陰陽シンボルをなぞります。![]()
下図のように左手、右手それぞれ方向が逆なので、なぞる方向に注意して行ってください。![]()
最後は八段錦で習った整理体操を行って、内臓を休ませてください。
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毎日の積み重ねが健康な身体を作ります!
そして、健康な身体は、豊かな心を育みます!
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私は妻を癌でなくしてから、同じように癌で苦しむ患者さんを何とか助けられないかと色々方法を探りました。 しかし、最新の免疫療法でさえも西洋医学の枠内では限界を感じていました。 そして行き着いたのが「郭林気功」でした。
私自身も家内の看病疲れと精神的な疲労で行き詰まったとき、昔学んだ気功で救われました。 その不思議な効力を持つ気功について調べているうちに、癌を治すために生み出された気功に巡り会いました。
それが「郭林気功(Guolin Qigong)」です。
郭林新気功での「癌≠死」というそのタイトルに興奮を押さえることができませんでした。
その「郭林気功」をここでご紹介しましょう!
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郭林先生は幼い時に祖父に武術を学び、童子功を修練し、中国古代の医学者である華佗の五禽戯を学びました。彼女が創始した郭林気功の理論は漢方医の五臓六腑、七経八脈、十二経絡及び経絡の動き、気と血の動きの理解によって出来たものです。 それに、漢方医、道家、佛家、儒家の精華を取り入れ、自分の長い実践と経験を組み合わせ、気功界で独特の新気功を創設しました。郭林気功は病気を治し、特に癌に効果があり、リハビリ効果もいいと高く評価されています。
“三心”樹立
「郭林気功」では、まず最初に“三心”を樹立します。
“三心”とは自信、決意、根気を指します。 慢性病と癌患者は先ず自信、決意、根気を打ち立てます。 郭林気功治療法はきっと自分の病気を治し、健康を取り戻せると自信を持ってください。
他の癌患者も色々な難関を乗り越えて、楽しそうに暮らしていますが、あなたもやってみましょう。 悲観的な心理を捨てて、辛抱して練功して見てください。 癌を治す可能性があります。 自信を持って決意し、いくら挫折しても意志を曲げないで、癌と闘う精神で、楽しく健康的な気持ちで生き生きの練功の隊列に参加してください。 自信、決意、根気の“三心”を持って練功状態に入れば、治療効果も速く現われます。
功法とやり方を学び、患者自身の努力により、体内の気を導引させて、陰陽調和し、経絡と動脈を疎通させて、気功で病気を治すことができます。 自信、決意を強く持ち、辛抱して練功すれば治療効果がますます上がります。 それに対して自信が無く決意が弱く、三日坊主で練功したなら、治療効果は上がらないでしょう。 良い薬と注射、一流の医者と看護でも、命を取り留めることは困難です。 お金がたくさんあっても、恵まれた条件と環境であっても、冥土へ旅立つのを少し送らせることに過ぎません。 肝心なのは、自分自身が自信を持つことができるかどうかです。
功法と練功メニューの選択
次に「功法と練功メニュー」を選択します。
癌患者の場合
郭林気功の治療法は実に陰陽調和で病気を治すことです。 治療過程は三つに分けて、緊急措置では約3ヶ月、治療効果の強固も3ヶ月、健康回復と医療保健は3年か5年もっと長い時間かかるかもしれません。 とにかく息さえあれば練功することを、一生忘れないでください。 末期癌患者の場合には“中度風呼吸法自然行功”、“中度快功”、“風呼吸法定歩功”、“吐音功”、“昇降開合リラックス功”の功法が適用です。 中期の癌患者の場合は“中度風呼吸法自然行功”、“中度快功”、“風呼吸法定歩功”、“吐音功”、“昇降開合リラックス功”のほかに一歩、二歩、三歩中度風呼吸法行功をも練習するべきです。 治療効果を強固する段階では、癌の移転と拡散を防ぐために“中度風呼吸法自然行功”、“ 吐音功”、“湧泉穴按摩”、“足の小棍棒”の功法を練習すればいいです。 健康回復の段階では、気を支える養生を主として、“慢歩行功”、“リラックス小棍棒”、“頭部按摩”の功法を練習すればいいです。
慢性病患者の場合
高血圧と冠状動脈、心臓病の患者は“松静站立予備功と収功”、“ 昇降開合功”、“ 慢歩行功”を主として、“リラックス小棍棒”、“頭部按摩”などの功法を練習すればいいです。 肝炎、肺炎、腎臓炎、腸炎、気管炎、関節炎などの慢性炎症の患者は“風呼吸法自然行功”、“ 一歩、二歩、三歩行功”を練習したほうがいいです。 風邪で引いた熱がある患者は“ 一歩、二歩、三歩行功”と“リラックス小棍棒”は相応しいです。 慢性胃腸病の患者は“風呼吸法” 、“ 一歩、二歩、三歩行功” 、“リラックス小棍棒” 、“ 慢歩行功”、“自然呼吸法”を学んだほうが治療できます。 神経衰弱と頭痛不眠症の患者は“自然行功”、 “ 慢歩行功”、“頭部、湧泉穴按摩”、“足の小棍棒”は適用です。 月経不調と腹痛の患者は“自然行功”、 “ 慢歩行功”、“腎盂慢式定歩功” 、“頭部、湧泉穴按摩”、 “足の小棍棒”を練習した方がいいです。 眼病の患者は“頭部按摩”、肺結核の患者は“風呼吸法”、 “ 一歩、二歩、三歩行功”、“ 小棍棒”、“ 湧泉穴按摩”の功法を練習で効果が出ます。
郭林気功の要訣(円、柔、遠)
どの功法においても“円、柔、遠”を注意すべきですが、郭林気功の中でもこの三点も一番大事なポイントです。
特に“ 慢歩行功”をやる時に必ずこの三点を覚えながら練功します。円というのは練功の時、体と肢体の動きが円形にすることで、半円、弧円、半弧円を含めて、気血、経絡、脈絡の流れのために肢体の各関節が硬直ではなく、少し曲げることです。柔と言うのは首、体と肢体が必ずリラックスすることです。練功の時、堅くては駄目、柔らかさをもっているはずです。しかし、柔らかいのはだらけることでもなく、ダンスの柔らかさでもなく、ある程度の剛を持つ柔らかさです。遠と言うのは軽く目を閉じて、上下に斜視しなくて、水平に正面をみて練功することです。よそ見をして、わきめも振ると頭痛が感じられます。始めて学ぶ人は丹田の気を取らないで、出来れば、ずっと目を閉じて、リラックスして練功してください。これで効果的です。
初心者は要訣を知らずに硬直にしやすいですが、出来る人でも要訣を忘れて、予備功の要領をも覚えていないで油断して練功すれば、前向きでなくても後倒します。10年練功したベテランでも注意しないと、資格、練功履歴、功法にもかかわらず治療効果は逆にダウンして、持病も再発しやすいです。意念が強すぎて、功法と呼吸導引など間違って、リラックスしないで練功するのはラジオ体操と同じで、治療効果もありません。
郭林気功の主な内容と特徴
郭林気功治療法は意念導引、呼吸導引、趨勢導引、吐音導引と按摩導引を含めます。主な功法は“中度風呼吸法自然行功” 、“中度快功”、“風呼吸法定歩功”、“吐音功”、“昇降開合リラックス功”、 “ 吐音功”、“湧泉穴按摩”、“足の小棍棒” 、“リラックス小棍棒” 、“頭部、湧泉穴按摩” 、“慢歩行功”などの基本功があり、次のの6つの特徴があります。
1.郭林気功が癌と沢山の疾病に治療効果が良いと20年来の臨床実践で証明されました。
練功の目的は病気治療ですが、郭林気功は癌を治る時ついでに他の病気、特に体の中の失調した陰陽バランスを取れて持病をも一緒に治ります。
2.自分自身が治療できます。
気功治療の根本的なものは自分自身の練功を通して、自身の病気を治療できます。“内部の因素は根拠、外部の因素は条件”と言われる世間物事の発展変化の規律があり、外部の因素は内部の因素を通して変化させます。内部の因素を呼び出して、体中の一切の積極的なものを利用して、治療効果の目的を達します。練功すれば気功に恵まれます。
3.郭林気功は弁証治療を強調する。
完全に同じ病気が罹っているのはほとんどない、人によって病状は違いますから、人によって、病状によって功法も違うわけです。功法は別に神秘なものではなく、弁証的なことで、練功者自身は自分を調和する方法と原理を掌握するはずです。
4.郭林気功は動、静を兼ねる功法です。
中国古代では気功を“導引行気”と呼ばれて、肢体運動の導引即ち動功もありますし、息を調整、吐き出す行気や意念導引の静功もあります。郭林気功は動功と静功の分立を避けて古い功法に近いです。“五禽戯”と“馬王堆”から出た導引図と静功の優れた所を吸収し、郭林先生の練功経験と結んで、動静結合の統一を解決して創立されたものです。“揺れば気が消え、血脈が流れ、病が入れない。導引というのは腰、肢体を引いて、各関節を動かし、長生きを求める”と昔の名医が論じられました。静かに息を調整する静功は大脳と神経中枢を充分休憩させ、神経失調と乱れを調整させ、癌の予防と治療に役立ちます。郭林気功は動功と静功を結んで、“行功”を作って、豊かな気功理論は足上げと手触れの動作に存在します。
5.郭林気功は癌治療の有効的な手段です。
中国では始めて気功で癌を治れるのは郭林気功と癌治療臨床実践報告です。癌治療には適当に漢方と西洋医を使用し、気功治療と結んで、もっと治療効果があります。練功者の内気は意念導引、呼吸導引、趨勢導引を通して、大脳中枢神経を調整し、癌細胞を成熟の細胞への転換を促進させます。
6.郭林気功は簡単で学びやすい。
普通気功を学ぶには急いで成功を求めるために、意念を強くして、深呼吸、複式呼吸、霊胎呼吸を追求し、偏差が起りやすくなります。偏差が起ると、病気も治らないし、体不自由になる恐れもあります。郭林気功は科学的に練功し、自身の実状を見て、身体に相応しい功法でやりますので、偏差は全くありません。
それでは、癌、慢性病の治療を目的とした基本練功方法を具体的にご紹介しましょう。
※各経穴位置および経絡については下図および「反射療法」の経絡図も参考にしてください。
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中度風呼吸法自然行功
この功法は朝に練習するもので、大量の酸素を吸いこみます。吸う方法には速い、強い、多い特徴があり、出来た内気も非常に強いです。毎朝続けて練習すれば、癌の予防、他の病気予防、炎症の治癒、低熱の改善にすばらし効果があります。
予備功
■松静站立:
これは各動作を始めるときの基礎で、意識から肢体まで“心が安らぎ、精神が鎮まり、リラックス、静かに、自然に”やります。行功内気の発生は、この松静站立が要求に合うかどうかによります。■中丹田三気呼吸:
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1.両足が平に開くこと。
両脚が平行して立ち、脚の外側の幅が肩と同じです。両膝を少し曲げて、緩めて、膝先が爪先を超えないで、命門穴から腰を緩めて、両膝、両股を緩めて、坐っていると坐っていない間の感じです。腰を緩めないと、気を丹田まで沈めることができません。
2.両目を軽く閉じること。
まず遠方を平視して、見る位置を変わらないまま、軽くて眼を閉じます。リラックスして入静します
3.舌が上顎を舐めること。
舌先が軽くて、力を入れないで、上顎と歯根の間を舐めて、任脈と督脈を通じさせます。唇も力入れないで軽くて閉じます。
4.百会朝天。
下顎を少し収めて、頂上の百会穴を中軸の垂直線上に位置付けます。頚部は力を抜いて、自然にします。
5.沈肩墜肘、虚腋松腕。
腕、肘、肩の三つの関節を緩めて、両手を自然に両胯の傍に置いて、気血を流暢に流させます。腋部に一つの卵が入れる程度に腋を虚しい状態にして、上臂を少し力入れて上げて、指を揃えて、両胯を触れないで両胯の傍に置きます。
癌患者、高血圧と指標の高い人は両手の指先が下向きます。
指標の低い人は両手の指先が上向きます。
癌患者の病気が腹部にある人と婦人科の重病の患者は、両手を腰の両側の帯脈に置きます。
6.含胸抜背。
胸と背中の筋肉の緊張をとりさって、ゆるめると、背骨が立ちます。
7.収腹。
小腹部を外側へ凸に出さないで、力を抜いて、無理しないで意識を内へ収めます。
8.鬆腰鬆胯。
臀部大肌と命門以下の腰椎を緩めて、気を沈めます。
9.心静体鬆。
大脳を静めて、すべての雑念を払って、静かな状態に入れるかどうかは練功の効き目を得られるかどうかと繋がります。心安神静にしたら、全身を緩められ、気血も疎通させて、他の功法をやるには入静しやくなります。
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男性は左手を下、女性は右手を下にして重ね合わせます
陽である男性は左手の生気(陽)を補い、 陰である女性は右手の生血(陰)を補います
1.気呼吸:
口で吐いて、鼻で吸って、出入りが無声の「気呼吸」は、一つの調息導引の功法です。眼を閉じても、開けても構いませんが、自分の練功習慣により選らんで、三つの気呼吸を通じて、大脳を入静させます。予備功、収功、各功法の切り替えるときにちゃんと三つの気呼吸をやらなくてはいけません。吐いてから吸うのが補法、吸ってから吐くのが潟法です。身体弱い人が補法を使って、癌患者が潟法を使います。
2.慢性病患者のやり方:
要求通りで松静站立して、両手が小腹部或いは股部の両側からゆっくり、軽くて腹部前へ揃えます。最初、両手心が向き合い、腹部前に移すときに両掌心を腹部へ変えて、男子が左手の虎口(女子が右手)を臍に置いて、掌心(内労宮)が中丹田を押さえ、右掌心(女子が左手)を左手の甲を重ね、右手の内労宮穴を左手の外労宮穴と併せます。手の動作が終わってから呼吸に入ります。先ず口で吐きますが、口を大きく開けないで、少し隙間を開けて吐き、鼻で吸います。軽く、深く、長く、ゆっくりと呼吸します。力強く、無理やりな呼吸を避けて、余裕がある呼吸をします。吐くときに腰、股、膝を緩めて、身体をゆっくりと下げます。下げる速度と高さが病状によって決めます。高血圧、高眼圧など指標の高い患者が深くて、ゆっくりと下げます。指標の低い患者が速くて、ちょっとだけ下げます。指標低すぎる人は下げないで、腰、股、膝を緩めるだけでよいです。指標正常者が深くてゆっくりと下げます。 暫く吐いてから吸い始めます。最初、吸うときに吐くままで、身体をあげないで、吸いながらあげるのも行けません。暫く吸ってからゆっくりとあげます。あげる時に自然呼吸をしますが、高血圧患者が少し速くてあげて、指標の低い人が少しゆっくりとあげます。「一呼、一吸、一平」と「一回下げ、一回上げ」は一つの気呼吸になります。併せて三つの気呼吸をやって、導引の作用がありますから、上昇と下降の速度と高度で各病状の指標を調整できます。
3.癌患者のやり方:
@順番が違います。
癌患者は吸ってから吐く潟法を使い、三つの気呼吸は「吸、呼、平」となります。
A癌患者の病気の場所により、手の置く場所も違います。
病が頭部、胸部ならば両手を中丹田に、病が肝臓、脾臓、胃ならば両手を腎盂穴に、病が腹部ならば、両手が股部から上がって、二つの親指が繋がってから、両手が帯脈に沿い、後ろへ画いて、両手の背を腰部の腎盂穴に置いてから、三つの気呼吸をします。腹部と腰部に癌がある患者は両手の背を帯脈穴に置き、三つの気呼吸をやります。![]()
■中丹田三開合
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1.調整法:
気呼吸が終わってから、両手が元のところを離れて、中丹田に移動して、自然呼吸に変わります。両手が中丹田前の水平線上で三つの開合をやって、両手の背が向き合い、指を揃えて、両側へゆっくりと分けて、分ける幅が身体よりすこし広くて良いです。開いてから手を翻して掌心を向き合わせて、両手をゆっくりと中丹田に揃えて、両手が触れると触れない間に、再び手を翻し、手の背が向き合い、第二の開合をやります。こうして三回やって、両手をゆっくりと両胯の傍に置いて、中丹田三開合を終えます。この動作のポイントは腹内臍下へ、中へ各4センチの交差しているところの命門を開けることです。この命門を開けてから、内気が上下運動が出来て、経絡が通じて、陰陽のバランスが取れます。元気旺盛、邪気排除にすることも出来ます。予備功、収功、各動作の切り替えるときに、きちんと中丹田三開合をするべきです。
2.補潟法:
掌心が下向きの開合が潟法で、掌心が内向きと丹田向きの開合が補法です。掌心が上向きの開合が升法です。指標を正常させるために、掌心を徐々に内側、或いは中丹田へ傾けるように調整する必要があります。腹部の癌患者が三開合をやるときに、両手を腹部から少し離して、普通33センチ離して、指先が下向きです。慢性病患者が潟気を防ぐために指を下方へ傾けません。高血圧の人は指を少し地面に向きますが、垂直の平面になりません。
■自然行功:■収功:邁歩法
予備功が終わったら、ゆっくりと眼を開けて、散策のように前へ歩き始めます。高血圧、心臓病患者が先ず左足を出し、肝胆病、眼疾患の人は右足を先ず出し、他の慢性病患者が男性左、女性右の順番で足を出します。左足を例として、脚を出す前に左足先が右足の傍一拳の所に地面と触れます。「点脚起歩」と言います。右手が丹田前に、左手が左胯15〜20センチの所へ開きます。足を出すときに、踵が地面に付けて、足底を緊張しないで立てて、膝を少し曲げて、出す足の幅も大きくしないで、平常の半歩に当たります。左足を出してから、重心も左へ移して、脚先を注意しながら、八字にならないように脚を平らに戻してから、右足を出します。同じく踵が先ず地面に付けて、脚底を立てて、重心を右へ移動しながら腰を緩めて、右足を平に戻します。それから左足を出します。こうして一歩一歩で両脚を直線に保ち、腰と胯を緩めて前へ進みます。
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双手擺動導引法
点脚起歩の時に、右手を中丹田前の10センチに運び、左手を左胯傍の10〜20センチに運びます。左足を出して、踵が地面に付いて、右手を中丹田前、左手を左胯傍に置くときに、両手の内労宮が身体にむきます。左足を元に戻すときに、重心を左足に移し、右手が中丹田前から段々右胯傍へ運ばれて、左手が中丹田に運ばれます。左足を平らにして、重心を左足に移動して、右足を出して、右足の踵が地面に付けるときに、右手が右胯傍に、左手が中丹田前に運ばれます。肩肘腕の関節を緩めて、腋下を虚にして、臂を硬くならないように、少し円弧にして、手と臂を自然にします。 掌心の下向きが潟法、丹田に向いて振れるのが補法で、外側へ振れて掌心が下向き、戻すときに丹田向きが調整法で、指先が下向きの手振れが降法に成ります。降法が指標を下げ、掌心の上向きの升法が指標を上げさせます。
風呼吸法
風呼吸法は鼻で吸って、鼻で吐いて、呼吸の時に少し自分が聞こえるぐらいの息声がします。自然行功の風呼吸法は二つの吸うと一つの吐く、つまり連続的に短く二回吸って、ちょっと長く一回吐きます。吸うー吸うー吐くーとは二つの吸う時間は一つの吐くとまったく同じ長さです。
呼吸は手足の動作と協調して、左足を出す場合、踵が地面に付くときに、吸うー吸うー!右足を出して、踵が地面に付くと、吐くー!こうして吸うー吸うー吐くー、吸うー吸うー吐くーと一歩一歩前へ進みます。
頭が正面に向くときに吸う、頭が側面に回るときに吐く、切り替えるときに少し止まる過度状態もあります。左足を出して、吸うー吸うー、右足を出してから吐く、頭を右側45度回します。10〜30分やってから、右足を出して、吸うー吸うー、左足を出してから頭を左側へ45度回して吐きます。
走行するとき、舌先が軽く上顎の歯根と歯の交差するところを舐めて、任脈と督脈をうまく運行させます。
左足を出してから、左足を平らに置きながら、重心を左足に移動して、身体も少し右回して、双臂が右回し、頭も上半身と一緒に45度超えない程度に右回し、天柱穴を緩めます。
眼は頭部の動きにより視野を変えますが、頭を正すため、ずっと平視します。 走行の速度は身体の都合によります。軽くて、気持ちよくて歩きます。普通一分間で20〜30歩を歩けば良いです。
15分歩いてから最初の予備功に戻って、暫く立ってから中丹田三開合と中丹田三つの気呼吸をします。終わってから予備功に戻って、ゆっくりと舌先を下げ、眼を開け、自然状態に戻ります。これが一回の中度風呼吸法自然行功です。合わせて三回やります。
●注意事項1.脚の調整:一回目に先に左足を出したら、二回目に先に右足を出して、三回目にまた左足を出します。もし、先に右足を出したら、逆に調整します。
2.走行するときに手を振りますが、丹田までの導引に注意します。内気を散らさないように漂うスワイショーはしません。
3.吸うー吸うーの時に横隔膜が少し震える感じがします。鼻で力強く吸いません。
4.走行するとき、癌患者は慢性病患者より速いです。呼吸も、歩法も割合速いです。慢性病患者がゆっくりと脚を出して、細く長く呼吸しても良いです。
5.男女問わず、肝胆、眼の疾病の人は右足を出し、心血管病患者が左足を先に出します。それに第一歩は足先が地面に触れて、第二歩は踵が地面に付きます。一般的には男性左、女性右の順番で脚を出します。
6.練功時間:慢性病患者が40分練功します。重病と弱い人は先ず20分練功してから休んで松静站立と丹田三開合をやって、脚を交換して、また20分走行しても良いです。癌患者の場合45分練功します。左足を出してから15分走行して、松静站立に戻って中丹田三開合をやって、右足を出して15分走行して、松静站立に戻って中丹田三開合をやって、また左足に交換して15分してから松静站立、三開合、三つの気呼吸をして終わります。
収功法
収功は気功治療と保健を発揮するために練功中に出来た内気を導引して、元に戻す功法です。そのルートは経脈の内気を任脈の気海穴(中丹田)に集めて、内気が気海穴を経て、人脈に入り、任脈と督脈から成っている循環軌道に入り、それぞれ元の処に戻ります。収功全過程に意念活動をずっと中丹田に集中します。
練功は畑仕事です。イメージを選ぶのは種を選ぶように、意念を守るのは種蒔きと耕作のように、収功は収穫した稲を倉庫に入れるような仕事です。まじめに収功しない、或いは簡単に終わるのは元気を丹田に帰さないのです。元気の損失と気血滞りをもたらします。ですから収功はとても重要で時間もかかります。1時間の練功ならば、予備功5〜10分、功法30〜45分、収功10〜15分の時間割です。
1.意念の転換意念の転換は慢歩行功の意念活動に選んだ「テーマ」を手放して、意念活動を中丹田に転換します。その「テーマ」を丹田に持ち込まないで、内気だけを丹田に戻します。
2.揉球意念を丹田に安定させるために、揉球の動作をやります。脚を前へ一歩踏み出し、両掌心が向き合って、中丹田前20センチの処に置いて、ボールを揉みます。意念では25センチぐらいの気球を揉みます。変形されないように力入れないで、飛ばさないように力を少し入れて、身体をリラックスして、特に腕、腰、膝を緩めてそのボールを揉みます。揉むときに絶えずに虚実転換の動作をやって、重心を前後へ移動して、身体の前で暫く揉んで、左側で暫く揉んで、右側で暫く揉みます。揉球の動作では球を思わないで、見ないで、意念活動を球の上ではなく、中丹田に置きます。正面で暫く揉んでから左側へ回って揉み、右側へ回って揉み、また正面に戻って暫く揉みます。これで一回目、二回目は正面ー右側ー左側ー正面、三回目は一回目と同じ方向です。
3.放球意念活動をさらに中丹田に安定させるために「放球」の動作をやります。中丹田前で揉球の両手心を上向きに変えて、球を上へ持ち上げるようにして、徐々に中丹田から上へ少し持ち上げます。これが一回目の放球です。両手を徐々にだん中穴前に挙げ、身体をあげながら重心を前に少し移動して、両手をもうちょっと上へ持ち上げます。これが二回目の放球です。三回目の放球は両手を印堂穴前にあげ、身体を少し前へ移し、重心を前脚に移動します。この時はその球をすでに手から放しました。「三回放球」をしてから、両手を立てて掌心が向き合わせ、後足を前脚と平行して立ち、重心を両脚の間に置き、両手を印堂穴からゆっくりと中丹田前に落とします。
4.揉腹両手を重ねて軽くて中丹田に置きます。男性は左手の内労宮が中丹田に向き、軽くて置いてから、右手の内労宮が左手の外労宮穴と向き合わせます。(女性は左右反対)中丹田を中心として時計方向により螺旋形の曲線で小から大までゆっくりと九周廻します。最後の円形の大きさは上がだん中を越えない、下が曲骨穴を越えないのです。九周廻してからだん中穴前で手を転換して下の左手を右手の上に置き、逆時計の方向で螺旋形の曲線で小から大までゆっくりと九周廻します。最後の一周は中丹田の周りにすこし回して、九周回してから、手はちょうど中丹田に止めます。揉腹は腹を触れないで、力入れて腹を揉むことでもないし、腹部按摩でもありません。中丹田の意念活動です。数字も拘らないです。
揉腹の動作が終わったら、内気を中丹田に安定させるため、三つの気呼吸をします。
5.回気手と肘を印堂穴まであげて、印堂穴前で肩の同じ幅に左右へ分けて、掌心が内側の顔に向き、両手が軽くて拳を握ります。親指が軽くて指し指の上に貼り付けて、中指が軽くて労宮穴を点き、手の上に余る内気を中丹田に戻します。三回やってから両拳心が向き合い、印堂穴前で合わせて、拳心を下に向き合わせます。両手が中心線に沿い下へ落としてだん中穴で指を緩めて、続けて中丹田前に落とし、両手が自然に身体の両側に垂れて予備功の松静站立の状態に戻ります。
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上述の 「■予備功(松静站立、中丹田三気呼吸、中丹田三開合)、■本功(自然行功)、■収功」 を1セットとし、数セットを毎日空気のきれいな早朝に2〜3時間練功するのが理想的です。
※1セット終了毎に、必ず十分な休息を取ってください。
また、休息時には体を冷やさないよう十分注意してください。
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Charlie Yokoyama
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